Month: June 2025

  • 肉離れについて

    肉離れ(筋挫傷)の概要 ■ 定義 肉離れとは、筋肉が強く引き伸ばされることによって、筋繊維の一部または全部が損傷・断裂する外傷性疾患です。**筋挫傷(muscle strain)**とも呼ばれます。 ■ 好発部位 主に下肢の筋肉に多くみられます: ハムストリングス(大腿後面) 大腿四頭筋(大腿前面) 腓腹筋(ふくらはぎ) ■ 原因・誘因 急なダッシュやジャンプ動作 急停止・方向転換 ウォームアップ不足 筋肉疲労や柔軟性低下 ■ 症状 筋肉部の急激な痛み 断裂部位の圧痛や腫れ 重症例では陥凹の触知や内出血(皮下出血斑) 歩行や運動時の困難 ■ 重症度分類(一般的な3段階) 重症度 内容 回復期間の目安 軽度(Ⅰ度) 筋繊維の微小損傷、痛み軽度 1〜2週間 中等度(Ⅱ度) 筋繊維の部分断裂、腫れや皮下出血あり 4〜12週間 重度(Ⅲ度) 完全断裂、陥凹・高度な痛み 12週間以上〜手術検討 ■ 診断 視診・触診(陥凹や圧痛の確認) エコーやMRIによる筋断裂の評価 ■ 治療 急性期(受傷直後〜48〜72時間) RICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation) 安静・冷却・圧迫・挙上 炎症が強い場合は消炎鎮痛剤の使用 回復期 軽いストレッチ → 筋力トレーニング スポーツ復帰は痛みがなく、筋力バランスが回復した後 重症例 筋腱の完全断裂では手術療法が選択される場合もある ■ 予防 十分なウォームアップとクールダウン 柔軟性トレーニング 適切な筋力トレーニング 再発予防としてのフォーム修正やバイオメカニクス評価  

  • 突き指について

    以下に「突き指(Jammed Finger / Sprained Finger)」の概要をまとめます。 ■ 突き指(捻挫・脱臼・骨折の可能性を含む外傷) ■ 定義 突き指とは、指先に外力が加わり、指関節(特にPIP関節=近位指節間関節)を過伸展または屈曲させる外傷の総称であり、単なる捻挫に限らず、靭帯損傷・腱損傷・脱臼・骨折を含む可能性がある。 ■ 原因 ボールや物体が指先に当たる(スポーツ中が多い) 手を突いた際の衝撃 指の誤った使い方による過伸展・過屈曲 ■ 損傷のタイプ 靱帯損傷(捻挫)  → PIP関節が最も多い。腫脹・圧痛・可動痛あり。 腱損傷  → 例:マレットフィンガー(DIP伸展不能)・ボタネール変形(PIP屈曲不能)など 脱臼  → PIPまたはDIP関節の関節脱臼。しばしば整復が必要。 骨折  → 基節骨・中節骨の裂離骨折や関節内骨折もあり ■ 検査 視診・触診・徒手検査 X線(必須):骨折・脱臼の有無確認 エコー:腱断裂の評価に有用 ■ 治療方針 ✅ 軽度捻挫 RICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation) テーピングまたは副子(1~2週) 可動域訓練は早期開始 ✅ 中~重度損傷(脱臼・骨折・腱断裂) 整復+固定(アルフェンスなど) 必要に応じて整形外科的手術 マレットフィンガー:DIP伸展位固定6〜8週間 ■ 注意点 「突き指」として放置される中に骨折・腱断裂・脱臼が隠れていることが多い 正確な診断と早期治療が、変形拘縮や機能障害を防ぐカギ スポーツ復帰時期は腫脹・疼痛の軽減と可動域・握力の回復を目安に     「突き指」の中でも、手術適応となるケースは以下のような重症例や整復不能例、機能障害を伴う場合に限られます。 ■ 手術適応となる「突き指」例(代表的疾患ごと) ① マレットフィンガー(槌指) ● 病態 DIP関節の伸展不能(伸筋腱断裂または末節骨裂離骨折) ● 手術適応 裂離骨片が大きく関節面の1/3以上を占める場合 骨片が転位している(関節内不安定)場合 保存療法でDIP関節の伸展が不良な場合 ● 手術法の例 K-wire固定 小切開による骨片整復・固定 関節鏡視下手術も選択肢 ② PIP関節脱臼・骨折脱臼 ● 病態 中節骨または基節骨の裂離骨折、PIP関節の脱臼・不安定性 ● 手術適応 整復後も不安定(再脱臼) 骨片が関節内で嵌入している場合 関節面の大部分を占める骨折を伴う脱臼 高度変形または拘縮を伴う陳旧例 ● 手術法の例 関節内骨折の整復固定 靱帯再建または補強 小切開による関節整復 外固定や動的固定も併用されることあり ③ 腱損傷(屈筋腱・伸筋腱断裂) ● 病態 FDP腱(深指屈筋腱)断裂:DIP屈曲不能 中央索断裂や裂離:ボタネール変形、スワンネック変形 ● 手術適応 完全断裂 断端が遠位へ大きく偏位している 若年者・スポーツ選手で握力や指機能の保持が必要 ● 手術法の例 腱縫合術 腱移行・腱移植術(慢性期) ④ 関節内骨折(関節整復不良 or 骨片転位) […]

  • 野球肘について

    「野球肘」は、主に投球動作を繰り返すことで肘に負担がかかり発症する使いすぎ(オーバーユース)による障害です。特に成長期の野球少年に多く見られます。 ■ 分類 野球肘は、大きく以下の3つに分類されます: 種類 病態 主な原因・症状 内側型(牽引型) 上腕骨内側上顆の成長軟骨に牽引力がかかる 肘の内側の痛み、内側上顆の裂離損傷、小児では骨端線離開 外側型(圧迫型) 上腕骨小頭と橈骨頭の間の関節軟骨や骨に圧迫が加わる 肘の外側の痛み、離断性骨軟骨炎(OCD) 後方型(インピンジメント型) 肘の後方の骨同士がぶつかり合う 肘の後方の痛み、骨棘形成(ベネット病変など) ■ 好発年齢 小学生~中学生に多い(特にピッチャーやキャッチャー) ■ 主な症状 投球時や投球後の肘の痛み 肘の圧痛(特に内側や外側) 可動域制限(進行すると伸展制限など) 運動後の腫れや違和感 ■ 診断 問診(投球頻度・痛みの経過など) 触診・徒手検査(内側上顆圧痛、外側軟骨部圧痛など) X線(骨端線離開、骨棘、遊離体) MRI・CT(OCDの評価) 超音波検査(エコー)(成長線や骨軟骨損傷の早期発見) ■ 治療 軽度 安静(投球中止)、ストレッチ、物理療法、投球フォーム指導 中~重度 長期間の投球中止、ギプス固定、手術(遊離体摘出、骨軟骨修復)など ■ 予防 投球数の制限(学年ごとの基準あり) 投球フォームの改善 十分なウォーミングアップとクールダウン ポジションのローテーション(投手専任を避ける) 肘の違和感を軽視せず早期受診 ■ 備考 特に**離断性骨軟骨炎(OCD)**は早期発見・早期治療が非常に重要。進行すると関節ネズミ(遊離体)となり手術が必要。  

  • 肩関節拘縮について

    肩関節拘縮(Frozen Shoulder / Adhesive Capsulitis) 概要 ■ 定義 肩関節拘縮とは、肩関節の関節包や靱帯が炎症や線維化によって硬化し、可動域が著しく制限される状態を指します。特に外転・外旋・屈曲の制限が目立ちます。 ■ 分類 原発性(特発性)拘縮  明らかな原因なく発症。40~60歳に好発。糖尿病や甲状腺疾患との関連が指摘されています。 続発性拘縮  外傷(骨折・脱臼)、術後(腱板修復術後など)、長期固定、疼痛性疾患(腱板断裂、石灰沈着性腱炎など)に続発。 ■ 症状 徐々に進行する肩の痛みと運動制限 夜間痛や安静時痛(初期に多い) 結髪・結帯・後方ポケット動作など日常動作の障害 ■ 病期 炎症期(Freezing phase):強い疼痛と可動域制限 拘縮期(Frozen phase):疼痛は軽減するが関節可動域の制限が顕著 回復期(Thawing phase):可動域の改善が進行(半年~1年以上かかることも) ■ 検査 X線:骨異常の除外 MRI:腱板断裂・滑液包炎・関節包肥厚などの評価 超音波:腱板の状態、滑液包、関節内液の評価 ■ 治療 ✅ 保存療法(第一選択) 内服(NSAIDs、アセトアミノフェンなど) 関節内注射(ステロイドやヒアルロン酸) リハビリテーション(関節可動域訓練、ストレッチ) ホットパックや超音波治療などの物理療法 ✅ 観血的治療(保存療法が無効な場合) 関節授動術(Manipulation under anesthesia) 関節鏡視下関節包解離術(Capsular release) ■ 予後 自然寛解もありうるが、早期の運動療法が予後改善の鍵 糖尿病合併例では長期化・再発傾向あり  

  • 肩関節周囲炎について

    **肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)**は、俗に「五十肩(ごじゅうかた)」とも呼ばれ、肩関節の痛みと可動域制限を主な症状とする疾患群です。以下に概要をまとめます。 ■ 概要 定義 肩関節周囲の軟部組織(腱、靭帯、関節包、滑液包など)に炎症や癒着が起こり、痛みと運動制限をきたす疾患。明らかな外傷や関節の構造的異常がない中年以降の方に多い。 ■ 原因・病態 明確な原因は不明(特発性)。 加齢に伴う腱板や関節包の変性が関与。 関節包の炎症 → 線維化 → 拘縮(関節の固まり)という経過をとる。 糖尿病や甲状腺疾患との関連もある。 ■ 症状 自発痛:特に夜間痛(寝返り時に強くなる)。 運動時痛:服の脱ぎ着、髪を結ぶ動作、背中に手を回すなどが困難。 可動域制限:外転・外旋・内旋の制限。 経過: 炎症期(数週間~数か月):強い痛み、特に夜間痛が主。 拘縮期(2〜6か月):痛みは軽減するが可動域制限が目立つ。 回復期(6か月~1年以上):徐々に可動域が回復。 ■ 診断 問診・理学所見:夜間痛と可動域制限の確認。 画像診断: X線:骨に異常なし。 MRI:腱板断裂との鑑別。関節包の肥厚や滑液包の炎症所見。 ■ 鑑別診断 腱板断裂 石灰沈着性腱炎 関節唇損傷(SLAP病変) 頸椎症による関連痛(神経根症) ■ 治療 保存療法(第一選択) 薬物療法:NSAIDs、湿布、夜間痛対策の鎮痛薬 注射:関節内ステロイド注射(炎症期に有効) 物理療法:温熱療法、超音波療法 リハビリ:ストレッチ、可動域訓練(拘縮期以降) 手術療法(まれ) 関節鏡下授動術(拘縮が強く、保存療法で改善しない場合) ■ 予後 多くは1~2年で自然軽快するが、リハビリを怠ると可動域制限が残ることもある。 再発は少ないが、反対側の肩にも起こることがある(約20~30%)。  

  • 変形性膝関節症について

    **変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう/英:Knee Osteoarthritis)**は、膝関節の軟骨がすり減り、関節の変形や炎症が生じる慢性的な疾患です。以下に概要を整理します。 ■ 疾患概要 定義:膝関節の関節軟骨が加齢や過負荷などで摩耗し、関節の変形や炎症、痛み、運動制限が生じる疾患。 好発年齢:中高年(特に50歳以上の女性に多い) 好発部位:膝関節(特に内側) ■ 原因 加齢(軟骨の加水分解・弾力性低下) 肥満(関節への負荷増加) 過去の膝外傷(半月板損傷や靱帯損傷) O脚などのアライメント異常 遺伝的要因 ■ 主な症状 膝の痛み(特に歩行開始時・階段昇降時) 関節の腫れ・熱感 動作時のこわばり・可動域制限 関節音(ギシギシ、ゴリゴリ) 進行すると膝の変形(O脚) ■ 検査・診断 X線:関節裂隙の狭小化、骨棘(骨のトゲ)、骨硬化、骨嚢胞 MRI:軟骨や半月板の状態評価 身体診察:疼痛誘発テスト、関節可動域の確認 ■ 治療法 保存療法(初期〜中等度) 薬物療法: 消炎鎮痛薬(NSAIDs) ヒアルロン酸関節内注射 漢方薬(牛車腎気丸など) 運動療法: 大腿四頭筋の筋力トレーニング 関節可動域訓練 装具療法: サポーターや足底板 杖使用による荷重軽減 生活指導: 減量、正しい歩行指導、和式→洋式生活への転換 手術療法(進行例) 高位脛骨骨切り術(HTO):若年でO脚がある場合 人工膝関節置換術(TKA):重度の症例やADL障害が強い場合 単顆置換術(UKA):内側のみの変形が強い例  

  • 頚椎椎間板ヘルニアについて

    頸椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんヘルニア)について、簡潔に解説します。 ■ 頸椎椎間板ヘルニアとは? 頸椎(首の骨)と頸椎の間にある椎間板が変性し、中の髄核(ずいかく)が飛び出して神経や脊髄を圧迫する疾患です。首から肩・腕にかけての痛みやしびれ、重症の場合には歩行障害や排尿障害を伴うこともあります。 ■ 主な原因 加齢による椎間板の変性 外傷や長時間のうつむき姿勢(デスクワーク等) 遺伝的素因や喫煙なども関与 ■ 好発年齢 30〜50代の働き盛りに多い ■ 主な症状 症状 説明 首の痛み 動かすと悪化することが多い 肩や腕の痛み・しびれ 神経根の圧迫による 手の脱力 握力の低下や指が動かしにくい 歩行障害・排尿障害 脊髄が圧迫されている場合(頸髄症) ■ 検査 MRI:確定診断の基本 レントゲン:骨の配列異常を確認 神経学的所見:ジャクソンテスト、スパーリングテストなど ■ 治療 保存療法(多くの症例でまず行われる) 安静 投薬(消炎鎮痛薬、神経障害性疼痛薬) リハビリ 神経ブロック注射 手術療法(保存療法が無効な場合) 前方除圧固定術(ACDF) 椎間板摘出術 椎弓形成術(脊髄圧迫時) ■ 予後 軽症例では数週間〜数か月で改善 脊髄症を伴う場合は早期の手術が望ましい  

  • 腰椎椎間板ヘルニアについて

    「腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)」について、医学的に簡潔に説明します。 ■ 定義 腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎の椎間板(背骨の間にあるクッションのような軟骨組織)が飛び出して、神経を圧迫する状態を指します。 ■ 主な症状 腰痛 下肢の痛みやしびれ(坐骨神経痛が代表的) 筋力低下(重症例では足が上がりにくくなる) 感覚障害 排尿・排便障害(※重症の「馬尾症候群」では緊急手術が必要) ■ 好発年齢 20〜50歳の男性に多く、重いものを持ち上げたり、長時間座る姿勢が続くと発症しやすいです。 ■ 原因 加齢による椎間板の変性 過度な負荷(重量物運搬など) 喫煙や遺伝的要因も関与する場合があります ■ 診断 MRIが最も有用(神経圧迫の程度を詳細に評価可能) X線では骨の変化を確認 徒手検査(SLRテストなど)も行われます ■ 治療 保存療法(まずはこちらが基本) 薬物治療(NSAIDs・神経障害性疼痛治療薬) 理学療法(ストレッチ・体幹筋トレーニング) ブロック注射(神経根ブロック) 手術療法(以下の場合に考慮) 保存療法で改善がない 筋力低下が進行 尿失禁などの馬尾症候群 → ヘルニア摘出術(顕微鏡下摘出、内視鏡手術など) ■ 予後 多くは保存療法で数週間〜数か月で改善しますが、再発率は10〜15%程度とされています。  

  • 関節リウマチ

    関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis:RA)は、自己免疫性疾患の一つで、主に関節に慢性的な炎症を引き起こす病気です。以下に概要をまとめます。 🔍 関節リウマチの概要 ■ 定義 関節リウマチは、自己免疫の異常により関節の滑膜に炎症が起き、関節破壊や変形を引き起こす慢性炎症性疾患です。全身性疾患として、関節以外の臓器にも影響を及ぼすことがあります。 ■ 主な症状 朝のこわばり(30分以上) 関節の腫れ・痛み(左右対称) 小関節(指・手首・足趾など)を中心とした多関節炎 倦怠感・発熱・体重減少などの全身症状 ■ 好発年齢・性別 30〜50歳代に多く発症 女性に多い(男性の約3倍) ■ 主な原因 明確な原因は不明だが、遺伝的素因と環境因子(感染、喫煙、ホルモンなど)の関与が示唆されています。 ■ 検査・診断 血液検査 リウマトイド因子(RF) 抗CCP抗体(高特異度) CRP、赤沈(炎症マーカー) 画像検査 X線:関節裂隙の狭小化、骨びらん エコー、MRI:滑膜炎の早期検出 ■ 治療 治療の目的は、関節破壊の予防と症状のコントロールです。 薬物療法 メトトレキサート(MTX):基本薬(anchor drug) 生物学的製剤(抗TNFα抗体など) JAK阻害薬 NSAIDs、ステロイド(補助的) リハビリテーション 関節可動域の維持 筋力強化 手術 関節形成術、関節置換術(関節破壊が進行した場合) ■ 予後 早期診断・早期治療により、寛解を目指すことが可能です。 放置すると、関節変形や日常生活動作(ADL)の低下、全身合併症(心血管疾患など)を引き起こす可能性があります。  

  • 整形外科の主な腰椎疾患

    以下は、整形外科でよく診られる主な腰椎疾患の一覧とその概要です。 ■ 主な腰椎疾患一覧 疾患名 概要 腰椎椎間板ヘルニア 椎間板が突出し、神経根を圧迫。腰痛や坐骨神経痛が生じる。多くは保存療法で改善。 腰部脊柱管狭窄症 加齢や変性により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される。間欠性跛行が特徴。 腰椎分離症・すべり症 椎弓の疲労骨折(分離)や椎体の前方すべりによる神経圧迫。若年者や高齢者に多い。 変形性腰椎症 加齢により椎体や椎間板が変性し、慢性的な腰痛を呈する。 腰椎圧迫骨折 骨粗鬆症や外傷により椎体が潰れる。高齢女性に多く、急性腰痛が主症状。 仙腸関節障害 仙腸関節の炎症や機能障害により、臀部〜大腿後面にかけての疼痛が出現。 腰椎椎体炎(化膿性脊椎炎など) 細菌感染による椎体や椎間板の炎症。発熱や激しい腰痛が特徴。早期診断が重要。 脊椎腫瘍(転移性含む) 原発または転移による腫瘍が腰椎に発生。進行性の痛みや神経症状を伴う。 馬尾症候群 馬尾神経の障害により、膀胱直腸障害、会陰部のしびれ、両下肢麻痺などをきたす緊急疾患。  

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