整形外科のおもな病気 総論

  • 整形外科の主な腰椎疾患

    総論(腰) 整形外科の主な腰椎疾患 腰痛の種類や原因、各疾患の特徴を知る 腰痛は、日本人の国民病と言われるほど多くの人が経験する症状です。ただし一口に「腰痛」といっても、その原因や診断名はさまざまです。 当院では多くの腰椎疾患を診療しています。以下は、整形外科でよく診られる主な腰椎疾患の一覧とその概要です。ご自身の症状に当てはまるものがないか、参考にしてみてください。 腰痛の原因となりやすい主な疾患 腰椎椎間板ヘルニア ― 椎間板が神経を圧迫 腰部脊柱管狭窄症 ― 脊柱管が狭くなり神経を圧迫 腰椎分離症・すべり症 ― 椎骨の問題による神経圧迫 腰椎圧迫骨折 ― 椎体の損傷 筋筋膜性腰痛 ― 筋肉の緊張や損傷 その他の疾患 ― 炎症、腫瘍、感染など 主な腰椎疾患の一覧 疾患名 概要 腰椎椎間板ヘルニア 椎間板が突出し、神経根を圧迫。腰痛や坐骨神経痛が生じる。多くは保存療法で改善します。 腰部脊柱管狭窄症 加齢や変性により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される。間欠性跛行(歩き続けると足が痛くなる)が特徴です。 腰椎分離症・すべり症 椎弓の疲労骨折(分離)や椎体の前方すべりによる神経圧迫。若年者や高齢者に多く見られます。 変形性腰椎症 加齢により椎体や椎間板が変性し、慢性的な腰痛を呈する。骨棘の形成が見られることもあります。 腰椎圧迫骨折 骨粗鬆症や外傷により椎体が潰れる。高齢女性に多く、急性腰痛が主症状となります。 仙腸関節障害 仙腸関節の炎症や機能障害により、臀部〜大腿後面にかけての疼痛が出現。腰痛と誤認されることもあります。 腰椎椎体炎(化膿性脊椎炎など) 細菌感染による椎体や椎間板の炎症。発熱や激しい腰痛が特徴。早期診断が重要な疾患です。 脊椎腫瘍(転移性含む) 原発または転移による腫瘍が腰椎に発生。進行性の痛みや神経症状を伴うため、精密検査が必要です。 馬尾症候群 馬尾神経の障害により、膀胱直腸障害、会陰部のしびれ、両下肢麻痺などを伴う緊急疾患。早期の対応が重要です。 各疾患の特徴 神経圧迫による腰痛 腰痛の多くは、脊椎や周囲の構造が神経を圧迫することで起こります。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症・すべり症などがこれに該当し、腰痛だけでなく脚の痛みやしびれ(坐骨神経痛)を伴うことが特徴です。 変性・加齢による腰痛 加齢に伴い椎骨や椎間板が劣化して起こる腰痛です。変形性腰椎症がこれに当たり、多くの場合は慢性的で、症状の進行が比較的ゆっくりです。 骨の問題による腰痛 骨粗鬆症による圧迫骨折や、外傷による椎体損傷で起こる腰痛です。特に高齢女性での圧迫骨折は急性の激しい腰痛をきたすため、早期対応が重要です。 感染・腫瘍などの重篤な疾患 椎体炎(化膿性脊椎炎)や脊椎腫瘍など、感染症や悪性腫瘍による腰痛は、発見が遅れると重篤な後遺症を残すことがあります。不可解な腰痛や全身症状を伴う腰痛の場合は、医師の診察が重要です。 当院での腰の診療 正確な診断のため、当院では以下の検査・治療を提供しています。 診断に用いる検査 X線(レントゲン)検査 ― 椎体の変形や骨の変化、アライメント異常を確認 オープンMRI(横になるだけ) ― 椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄、軟部組織の詳細を確認。圧迫感がなく、安心して検査できます 超音波検査(エコー) ― リアルタイムで筋肉や靭帯の状態を確認。リハビリや治療の効果判定にも有用です 当院の治療方法 ハイドロリリース ― 超音波ガイド下で、筋膜や神経周囲の癒着を柔らかい液体で剥離する最新治療 リハビリテーション ― 理学療法士による専門的なリハビリで、筋力強化と柔軟性の改善 体外衝撃波 ― 衝撃波で筋肉や靭帯の治癒を促進。手術を希望しない方にも効果的です 薬物療法 ― 痛みや炎症を抑える内服薬や外用薬 腰痛でお困りの方へ 腰痛の原因はさまざまであり、正確な診断が治療成功の鍵となります。市販薬で改善しない腰痛、足の痛みやしびれを伴う腰痛、急激に起こった強い腰痛など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。当院では最新の検査・治療法であなたの症状改善をサポートします。 よくある質問 腰痛があります。何科を受診すればいいですか? 腰痛は整形外科が専門です。当院では腰痛の原因を詳しく調べ、適切な診断と治療をおこなっています。お気軽にご相談ください。 ヘルニアと診断されました。手術は必要ですか? ヘルニアでも多くは保存療法(薬物療法やリハビリ)で改善します。症状の程度や日常生活への影響を総合的に判断して、治療方針を決めます。 脊柱管狭窄症と言われました。歩けなくなることはありますか? 適切な治療と生活指導により、ほとんどの患者さんは日常生活を送ることができます。早期の診断と治療開始が重要です。 MRI検査は痛いですか? 当院で導入しているオープンMRIは、横になって検査するだけで、圧迫感もなく安全です。閉所恐怖症の方にも安心してご利用いただけます。 高齢でも圧迫骨折は治りますか? はい、高齢でも適切な治療と安静により、ほとんどの圧迫骨折は改善します。ただし早期の正確な診断が重要です。 腰痛予防のためにできることはありますか? 正しい姿勢の保持、腹筋や背筋の強化、適度な運動、適正体重の維持などが予防に有効です。当院のリハビリテーションでもご指導しています。 関連する記事 腰椎椎間板ヘルニアについて 腰椎分離症について ※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。 最終更新日:2026年3月

  • 整形外科の主な胸椎疾患

    総論(胸椎) 整形外科の主な胸椎疾患 背中の痛みや違和感がある方へ ― 胸椎の代表的な病気と診療について 背中が痛い、違和感がある、姿勢が悪くなったと感じたことはありませんか? そのような症状は、胸椎(せんつい)の病気が関係しているかもしれません。 胸椎は12個の椎骨からなり、肋骨と繋がって胸部を形成し、肺や心臓などの大切な臓器を守っています。加齢、骨粗鬆症、椎間板の変化など、様々な原因で胸椎に病気が起こり得ます。当院では、X線検査やMRI、超音波検査などを組み合わせ、正確な診断のもと、その方に合った治療を行っています。 このような症状はありませんか? 背中や腰に慢性的な痛みがある 最近、背中が丸くなってきた(猫背が強くなった) 背中の特定の場所に痛みや違和感を感じる 足がしびれたり、歩きにくくなったりすることがある 胸を張ることが難しくなった 最近身長が縮んだと感じる 胸椎とは? 胸椎(きょうつい)は、脊椎(背骨)の中でも胸部に位置する12個の椎骨からなります。頚椎(首、7個)と腰椎(腰、5個)の間に位置し、解剖学的に最も安定した構造をしています。 胸椎の特徴として、肋骨が接合する部位であり、肺や心臓などの重要な臓器を保護する役割を果たしています。そのため、胸椎に問題が生じると、単なる背部痛だけでなく、神経症状や呼吸機能への影響も考慮する必要があります。 胸椎の病気は、比較的に発症頻度が低いと言われていますが、一度発症すると症状が長引くことが多く、適切な診断と治療が重要です。 主な胸椎疾患と特徴 整形外科で扱う主な胸椎疾患について、それぞれの特徴をご紹介します。 胸椎椎間板ヘルニア 胸椎の椎間板が突出して、脊髄や神経根を圧迫する疾患です。放置すると下肢のしびれや歩行障害、膀胱直腸障害を伴うことがあります。整形外科領域では比較的発症頻度は低い疾患ですが、発症時には早期の診断が重要です。 胸椎圧迫骨折 骨粗鬆症が原因で、胸椎が圧迫骨折を起こす疾患です。特に閉経後の女性に多く見られます。背部痛、姿勢の変化(猫背が強くなる)、後弯(円背)などが主な症状です。骨量の低下がある方は注意が必要です。 胸椎後縦靭帯骨化症(OPLL) 胸椎の後ろを走る後縦靭帯が骨化し、脊髄を圧迫する疾患です。徐々に進行することが特徴で、歩行障害や排尿障害などの神経症状をきたすことがあります。早期の診断と治療が重要です。 黄色靭帯骨化症(OLF) 脊柱管内の黄色靭帯が骨化し、脊髄の後方から圧迫を加える疾患です。特に胸椎下部に好発することが知られています。進行すると脊髄症状が出現します。 脊柱管狭窄症(胸椎部) 加齢性変化や骨化病変によって脊柱管が狭くなり、脊髄を圧迫する疾患です。下肢のしびれ、筋力低下、歩行困難などが見られます。腰椎部での発症が一般的ですが、胸椎にも起こり得ます。 胸椎後弯変形(円背) 加齢や骨粗鬆症により、胸椎が過度に後弯する変形です。慢性的な背部痛や体幹前傾姿勢(前のめり)を伴うことがあります。見た目の変化だけでなく、呼吸機能への影響も考慮が必要です。 その他の胸椎疾患 脊髄腫瘍(良性または悪性)、脊椎感染症(化膿性脊椎炎・脊椎カリエス)、強直性脊椎炎(AS)など、比較的稀ですが重要な疾患があります。これらは神経障害を呈することが多く、早期診断が重要です。 当院での胸椎の診療 当院では、症状に応じて以下の検査と治療を組み合わせて、正確な診断と適切な治療を行っています。 診断に用いる検査 検査方法 わかること X線検査(レントゲン) 骨の形状・変形・骨粗鬆症の程度・圧迫骨折などを確認 MRI検査 椎間板ヘルニア・靭帯骨化・脊髄の圧迫状況を詳しく評価 超音波検査(エコー) 胸椎周囲の軟部組織・靭帯・神経の状態をリアルタイムで観察 CT検査 骨の詳細な構造や脊柱管の狭窄程度を評価 治療のアプローチ 胸椎疾患の治療は、症状の程度や疾患の種類に応じて以下のように行います。 保存的治療 ― 薬物療法、リハビリテーション、コルセットなどで症状緩和を目指します リハビリテーション ― 胸椎周囲の筋肉の強化や柔軟性の向上を通じて、安定性を高めます コルセット ― 特に圧迫骨折に対して、胸椎の支持と姿勢改善に有効です 当院の超音波検査(エコー)を活用した診療 ― リアルタイムで胸椎周囲の状態を確認しながら、より正確な診断と治療につなげています 神経症状がある場合 下肢のしびれ、歩行困難、排尿障害などの神経症状がある場合は、早期に脊椎専門医の診察と詳細な画像検査(MRI・CT)が必要となります。症状の進行を防ぐため、症状がある方はお早めにご相談ください。 背中の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください 背中の痛み、姿勢の変化、下肢のしびれなどの症状は、胸椎の病気が原因かもしれません。適切な検査と診断によって、症状の改善につながることが多くあります。お気軽にご来院ください。 関連する記事 頚椎椎間板ヘルニアについて 整形外科の主な腰椎疾患 ※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。 最終更新日:2026年3月

  • 整形外科の主な頚椎疾患

    総論(頚椎) 整形外科の主な頚椎疾患 首の痛みやしびれの原因となる疾患の種類と特徴 首や頚椎に関するトラブルは、加齢や外傷、あるいは日常生活の姿勢によって様々な形で生じます。「首が痛い」「腕にしびれがある」「手の動きが悪くなった」といった症状は、もしかしたら頚椎の疾患が原因かもしれません。 ここでは、整形外科でよくみられる主な頚椎疾患について、その特徴や症状をわかりやすく解説します。自分の症状に当てはまるものがないか、参考にしてください。 こんな症状がありませんか? 首や首から肩にかけての痛みがある 腕や手に放散痛やしびれを感じる 手指の細かい動きがしにくくなった 歩くときにバランスが取りづらい 事故や外傷の後から首に症状が出ている 手の力が弱くなった感じがする 整形外科でよくみられる頚椎疾患 頚椎の疾患には、加齢による変性疾患、外傷後の変化、先天的な問題、感染症など様々な原因があります。以下は、当院でもよく診療する主な疾患です。 疾患名 主な特徴・症状 頚椎椎間板ヘルニア 椎間板が突出して神経根や脊髄を圧迫。首の痛みや腕のしびれ、放散痛、筋力低下を生じる。 頚椎症性脊髄症 加齢により椎間板や椎骨が変性し脊髄を直接圧迫。手指の巧緻運動障害や歩行障害が特徴。 頚椎症性神経根症 変形した頚椎により神経根が圧迫される。腕や手のしびれと痛みが主症状。 後縦靭帯骨化症(OPLL) 後縦靭帯が異常に骨化して脊髄を圧迫。進行性の脊髄症状(四肢のしびれ、筋力低下)をきたす。 むち打ち(頚椎捻挫) 交通事故などの外傷により頚部の軟部組織が損傷。首の痛み、頭痛、肩こり、めまいなど多彩な症状。 環軸椎不安定症 第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)の関節が不安定になる状態。関節リウマチや先天的異常に関連することが多い。 斜頸 首が一方向に傾いた状態。先天的なものと後天的なものがある。 関節リウマチによる頚椎病変 炎症性疾患により頚椎の靭帯や関節が破壊され、環軸椎亜脱臼や脊髄圧迫を起こすことがある。 頚椎腫瘍 骨に発生した原発性腫瘍、またはがんの転移による腫瘍。首の痛みや神経症状が出現する。 脊椎感染症 細菌感染などにより頚椎に骨破壊や膿瘍形成が起こる。発熱や激しい痛みを伴うことが多い。 こんな場合は医師に相談しましょう 以下のような症状がみられた場合は、できるだけ早く医師の診察を受けることをおすすめします。 首の痛みが2週間以上続く ― 改善しない場合は疾患の有無を確認する必要があります 腕や手のしびれ・痛みが増してきた ― 神経圧迫の進行を示しているかもしれません 手指の細かい動きがしにくくなった ― 脊髄圧迫の可能性があります 歩行時にバランスを失いやすい ― 脊髄症の兆候かもしれません 外傷の後から首に症状が出ている ― むち打ちなど損傷の評価が重要です 激しい首の痛みと発熱がある ― 感染症の可能性があり、至急の診察が必要です 両腕・両脚のしびれや脱力感 ― 脊髄圧迫による緊急対応が必要な場合があります 当院の頚椎診療 当院では、患者さんの症状に応じて様々な検査と治療法を組み合わせて、最適な医療を提供しています。 当院で行う検査 X線検査(レントゲン) ― 頚椎の骨の配列、変形、ズレなどを素早く確認します MRI検査(オープンMRI) ― 椎間板、脊髄、神経根の状態を詳しく観察。開放型のため圧迫感が少なく、安心して検査を受けられます 超音波検査(エコー) ― リアルタイムで軟部組織の状態を観察。神経や血管の位置確認にも有用です 当院で行う治療 神経ブロック ― 痛みを出ている神経の周囲に局所麻酔薬を注入。即座に痛みを軽減させることができます ハイドロリリース ― 高周波超音波ガイド下で、圧迫された神経周囲に液体を注入し、神経を解放する治療法 リハビリテーション ― 牽引療法を含む、症状改善と再発予防を目的とした理学療法。首や肩の筋肉の緊張をほぐし、姿勢改善も図ります 首や腕の症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください 首の痛みやしびれ、腕の放散痛など、頚椎に関する症状は日常生活に大きな影響を与えます。症状が続く場合は、一度医師の診察を受けることをおすすめします。当院では各種検査と治療法でサポートします。 関連する記事 頚椎椎間板ヘルニアについて ※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。 最終更新日:2026年3月

  • 整形外科の股関節の病気・けが

    総論(股関節) 股関節の病気・けが 股関節の主な疾患と診断・治療の基本を知る 股関節は、足と骨盤をつなぐ重要な関節です。歩く、走る、階段を上り下りするなど、日常生活のあらゆる動きで使われています。 ところが、股関節は上半身を支え、大きな力がかかる部位だからこそ、様々な病気やけがに見舞われやすい関節でもあります。痛みや動きの悪さを感じたら、症状の原因を正確に診断し、適切な治療を受けることが大切です。このページでは、整形外科で扱う股関節の主な疾患と、診断・治療の方法についてわかりやすく説明します。 こんなときは股関節の病気の可能性があります 股関節や鼠径部(そけいぶ)に痛みがある 足を開く・閉じる時に痛みや引っかかりを感じる 脚の長さが違って見える、歩き方がおかしいと言われた 運動中や激しい活動後に股関節が痛む 股関節から「クリック音」や「ポップ音」が聞こえる 膝や腰ではなく股関節そのものが痛い 股関節の主な病気 整形外科で扱う股関節の疾患は、加齢に伴う変形性疾患から、若年層に多いスポーツ損傷、小児特有の疾患まで、年代によって異なります。以下は、臨床現場で頻度が高く、診断・治療の重要性が高い疾患をまとめたものです。 疾患名 特徴・概要 変形性股関節症(OA) 加齢や先天的な形態異常(臼蓋形成不全など)により軟骨が摩耗し、疼痛・可動域制限をきたす。女性に多い。 股関節唇損傷 関節唇の断裂により疼痛やクリック音が出現。大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)との関連あり。 大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI) 骨形態異常により運動時に股関節が衝突し、疼痛や可動域制限を生じる。若年~中年層に多い。 大腿骨頭壊死症 ステロイド使用やアルコール摂取が原因となり、骨頭の血流障害から壊死を起こす。進行するとOAに移行。 大腿骨近位部骨折 高齢者の転倒で頻発。早期手術がADL・生命予後に直結する。 鼠径部痛症候群 アスリートに多く、股関節周囲の筋腱・骨膜などの障害が原因。複数の原因が混在することが多い。 弾発股 股関節を動かすときに、腱や靭帯が骨にひっかかり、クリック音や痛みが出現。スナッピングヒップ。 小児の股関節疾患 ペルテス病(大腿骨頭骨端壊死症)、大腿骨頭すべり症、先天性股関節脱臼など。成長期特有の疾患。 診察から検査まで 股関節の疾患を正確に診断するには、まず詳しい聴取と身体診察が不可欠です。その後、画像検査や特殊な検査を組み合わせることで、より詳しい情報を得ることができます。 診察で行う主な確認項目 いつから、どのような状況で痛みが出始めたのか 痛みの場所と、その場所に一致する動きの制限 股関節の可動域(ROM)の確認 股関節の安定性の評価 神経学的所見(感覚や筋力の異常) 主な検査方法 検査 わかること・用途 X線(レントゲン) 骨の形態、関節の形状、変形性疾患の程度を確認。スクリーニング検査として最初に行うことが多い。 超音波検査(エコー) 軟部組織(筋肉・腱・靭帯)の損傷や炎症、関節液の有無をリアルタイムで確認。被ばくなし。 MRI検査 軟骨や靭帯、神経などの詳細な評価に優れている。特に関節唇損傷や早期の骨壊死の診断に有効。 CT検査 複雑な骨形態や骨折の詳細を確認。手術計画に役立つ。 当院での股関節の診療 当院では、最新の診断機器と保存的治療・運動療法に力を入れることで、患者さんのQOL向上を目指した治療を提供しています。 検査機器 X線検査 ― 骨の形態異常や変形性疾患の程度を正確に把握 超音波検査(エコー) ― 軟部組織の病態を「見える化」し、より正確な診断と治療につなげる MRI検査 ― 関節唇損傷やFAI、初期の壊死症など、複雑な病態の詳細な評価 保存的治療 ヒアルロン酸注射 ― 関節の保護と症状の緩和。変形性股関節症の初期段階で有効 体外衝撃波治療(ESWT) ― 難治性の腱付着部症や、血流障害を改善する治療 ハイドロリリース ― 超音波ガイド下での注射で、神経や筋膜の圧迫を軽減 リハビリテーション ― 股関節周囲の筋力強化と可動域改善。スポーツ復帰を目指すプログラムも対応 治療の選択 疾患や症状の程度により、以下のような治療を組み合わせて行います。 急性炎症期 ― 安静・冷却・消炎薬による症状管理 亜急性期 ~ 慢性期 ― 注射療法とリハビリテーションの組み合わせ 保存治療の限界 ― 専門医への紹介と手術の検討 股関節を守るために 日常生活での注意点 正しい姿勢の維持 ― 股関節に無理な力がかからない姿勢を心がける 急激な運動は避ける ― スポーツを始める前にウォーミングアップを十分に 適正体重の維持 ― 体重の増加は股関節の負担を大きく増やします 股関節周囲のストレッチ ― 毎日の軽いストレッチで柔軟性を維持 階段の上り下りに注意 ― ゆっくり、手すりを活用して安全に こんな場合は受診をおすすめします 股関節の痛みが2週間以上続いている 痛みが次第に強くなっている、または範囲が広がっている 夜間に痛みで目が覚める […]

  • 整形外科の足の病気・けが

    総論(足) 整形外科の足の病気・けが 歩く・走る・踏ん張る ― 足の悩みを解決する診療 「足が痛くて歩きにくい」「スポーツで足をケガした」「足の形が気になる」――足のトラブルは、日常生活の質に大きく影響します。 足は複数の骨や関節、筋肉、靭帯から構成され、全身の体重を支えながら複雑な動きを行う、精密で重要な部位です。年齢とともに負担が蓄積したり、スポーツや仕事の活動量により様々なトラブルが生じます。当院では、足の痛みやケガに対して、正確な診断と適切な治療を提供し、患者さまの「歩く」「走る」「踏ん張る」を取り戻すお手伝いをします。 足の主な病気・けが 足のトラブルは、発生する部位や原因によって様々な種類があります。当院では以下のような足の病気やけがの診療に対応しています。 足関節周辺のトラブル 足関節捻挫 ― 最も頻度の高い足のケガ。足を内側にひねって靭帯を傷めた状態です 有痛性外脛骨障害 ― 足の内側にある骨の突出部に痛みが出る症状。特に思春期の成長期に多く見られます 足関節の疲労骨折 ― スポーツを行う若い世代に多い。繰り返しの負荷により骨にひびが入った状態です 足首の違和感・不安定感 ― 捻挫を繰り返したり、靭帯が弱くなった場合に生じます 足の成長期障害 シーバー病(踵骨骨端症) ― 7~15歳頃の踵の痛み。成長軟骨に牽引力が加わることで生じます オスグット・シュラッター病 ― 膝下の脛骨粗面の痛み。成長期のスポーツ選手に多く見られます 足の甲の痛み ― 成長期の運動選手に見られる足背部の痛み 足の指の病気 外反母趾 ― 親指が外側に曲がり、付け根が痛む症状。主に女性に多く見られます ハンマートゥ ― 足の指の関節が曲がったまま固くなった状態です 爪の痛み・変形 ― 深爪や巻き爪による痛みや違和感 足の裏の痛み 足底腱膜炎 ― 足の裏の痛みで最も一般的。特に朝起きた時に痛みが強い傾向があります 踵痛 ― 踵の裏が痛む症状。加齢や過度な運動が原因になります 中足骨頭部痛 ― 足の前の部分(ボール部分)に痛みが生じる症状 変形・その他の症状 扁平足 ― 足の土踏まずがなくなった状態。痛みや疲れやすさが生じることがあります 高弓足 ― 土踏まずが高すぎて、足に負担がかかる状態です 足のしびれ・むくみ ― 神経圧迫やリンパの滞留による症状 足の痛みが起こりやすい人 次のような方は、足のトラブルが起こりやすい傾向があります。該当する場合は、早めの受診をおすすめします。 スポーツを頻繁に行っている、または運動量が多い 立ち仕事や歩く機会が多い職業に従事している 加齢に伴い、足に違和感や痛みが生じるようになった 合わないサイズの靴をよく履く、または靴選びが適切でない 足の形が気になる(外反母趾、扁平足など) 過去に足のケガをしたことがあり、完全に治っていない可能性がある 体重の増加に伴い、足への負担が増している 足に痛みや違和感を感じたら 足の痛みやケガは、放置すると症状が悪化したり、他の部位に負担をかける可能性があります。次のような場合は、整形外科への受診をおすすめします。 医師の診察を受けるべき症状 足の痛みが1~2週間以上続いている 足が腫れている、または赤くなっている 足を動かすと音がする、または動きに違和感がある 朝起きた時に足が特に痛む、または歩き始めが痛い 足の形が以前と異なってきた 同じ症状が繰り返し出ている ケガをしてから症状が改善していない 早急な受診が必要な症状 強い外傷があり、足がほぼ動かせない 足が著しく腫れている、または変色している 足に激痛がある 歩くことができない 当院での足の診療 当院では、足のトラブルに対して、最新の診断機器と豊富な治療経験を活用した、一人ひとりに適した診療を提供しています。 X線検査(レントゲン) 骨の状態を詳しく確認します。骨折、脱臼、変形、または骨の成長異常の有無を判定するために用いられます。 超音波検査(エコー) リアルタイムで筋肉、靭帯、腱などの軟部組織を確認できます。炎症の有無や、靭帯の損傷程度を詳細に評価することができます。 MRI検査 断面の詳細な画像により、骨、軟骨、筋肉、靭帯などの詳しい状態が分かります。複雑な足のトラブルを詳しく評価するのに役立ちます。 インソール・足底板 足の形状や歩き方の特徴に合わせた、カスタムメイドのインソール(靴の中敷き)や足底板を提供します。足への負担を軽減し、症状の改善を促します。 リハビリテーション 足の筋力やバランス感覚を回復させるための運動療法を行います。ケガからの回復を促進し、再発防止のためのトレーニングも実施します。 体外衝撃波治療 音波の衝撃を利用した治療法です。足底腱膜炎や踵痛、腱の炎症など、従来の治療法では改善が難しかった症状に対して、新たな治療選択肢を提供します。 足の痛みやケガでお困りの方は、お気軽にご相談ください 足の痛みやトラブルは、早期の診察と適切な治療により、大幅な改善が期待できます。歩く喜びを取り戻すために、当院にお任せください。 関連する記事 足関節捻挫について 有痛性外脛骨障害について シーバー病について ※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。 最終更新日:2026年3月

  • 整形外科の足関節の病気・けが

    総論(足関節) 足関節の病気・けがについて 様々な足関節疾患を理解し、適切な治療につなげるために 足関節は、脚を支え、歩く・走る・跳ぶなど日常生活のあらゆる動きで活躍する重要な関節です。そのため、くり返される負荷や急激な外傷により、様々な病気やけがが生じやすい部位でもあります。 捻挫や骨折から始まる問題も、放置すると慢性的な症状に発展することがあります。足関節に関する正しい知識を持つことで、早期診断・早期治療につなげることができます。 こんな症状や経験はありませんか? 足を捻ってから、痛みや腫れが引かない 足首が不安定で、何度も捻挫を繰り返している 歩くと足首の周りが痛む 段差でつまずきやすくなった 足の裏が痛い、または違和感がある スポーツ中に足首を傷めた 主な足関節疾患一覧 整形外科で扱う足関節の主な疾患をリストアップしました。症状や原因の異なる様々な病気・けががあります。 疾患名 概要 足関節捻挫(靭帯損傷) 内反捻挫が多く、前距腓靱帯の損傷が一般的。重症例では靱帯再建術を要することもあります 足関節骨折 内果・外果・後果の骨折を含みます。脱臼を伴うと整復・固定が必要です。手術適応も多い疾患です 距骨骨折 高エネルギー外傷で発生しやすく、無腐性壊死のリスクがあるため慎重な管理が必要です 距骨骨軟骨損傷 関節面の骨と軟骨の損傷。外傷後の痛みや可動域制限の原因となります 距骨下関節障害 距骨と踵骨の間の関節障害。後天性扁平足や外傷後変形に関連します 足関節脱臼 単独は稀で骨折を伴うことが多い。整復と安定化が重要です 変形性足関節症 加齢・外傷後に起因することが多く、疼痛と可動域制限が主症状です 足関節滑膜炎・滑液包炎 関節周囲の滑膜や滑液包の炎症で、腫脹・疼痛を伴います 外反扁平足(後脛骨筋機能不全) アーチの低下、内反変形、後脛骨筋の機能低下を伴います 足根洞症候群 捻挫などに伴う足根洞の疼痛。局所注射での診断・治療が有効なこともあります アキレス腱断裂 スポーツ外傷で頻発。保存療法と手術療法の適応判断が重要です アキレス腱炎 ランナーに多い。繰り返しの負荷による腱の摩耗と滑液包の炎症です 足関節不安定症 靭帯の損傷により足首が不安定になり、くり返し捻挫を起こします 腓骨筋腱脱臼 腓骨筋の腱が足首の外側で脱臼し、痛みや不安定感を生じます こんな場合は医師にご相談ください 以下のような症状や状況がある場合は、早めの受診をおすすめします。 足を捻った直後 ― 捻挫と思っていても、実は骨折していることもあります 痛みや腫れが1週間以上続く ― 自然に治ると思って放置すると、後遺症の原因になります 何度も同じ足を捻挫する ― 靭帯損傷が治りきっていない可能性があります 歩くと足首が痛い ― 加齢や外傷が原因の関節症の可能性があります 足の裏が痛い、または違和感がある ― 様々な原因が考えられます。診断が必要です アキレス腱周囲が痛い ― ランナーに多い腱炎や断裂の可能性があります 足首が不安定で動きに不安がある ― 靭帯や筋肉の問題が原因の可能性があります 当院の足関節診療について 足関節の病気やけがの正確な診断と治療のため、当院では最新の診断機器と治療法を組み合わせた、幅広い対応を心がけています。 診断機器と検査方法 X線検査(レントゲン) ― 骨折の有無、関節の形状変化、変形性関節症の進行度などを評価します 超音波検査(エコー) ― リアルタイムで軟部組織(靭帯、腱、筋肉)の状態を観察。痛みの原因を「見える化」します MRI検査 ― 骨や軟骨、靭帯、腱など、様々な組織をより詳しく評価します。複雑な損傷の診断に有用です 治療方法 保存療法(リハビリテーション) ― 多くの足関節疾患は、適切なリハビリにより改善します。当院では個別対応のリハビリプログラムを提供しています 体外衝撃波治療 ― アキレス腱炎や足底筋膜炎など、腱の問題に対する有効な治療法です インソール・足底板 ― オーダーメイドのインソールで足の機能を補助し、痛みの緩和と予防を実現します 手術療法 ― 靭帯再建、関節鏡視下手術、関節固定など、必要に応じて手術治療も行います 足関節の症状でお困りの方は、お早めにご相談ください 足を捻ってから痛みが取れない、何度も捻挫を繰り返している、歩くと足首が痛いなど、足関節に関する様々な症状に対応いたします。早期の診断と治療により、快適な日常生活を取り戻すことができます。 よくある質問 足を捻ったとき、何もしないで様子を見ても大丈夫ですか? 捻挫と思っていても、実は骨折していることもあります。また、靭帯を損傷しているのに放置すると、靭帯が完全に治らず、何度も同じ足を捻挫する「足関節不安定症」につながることもあります。早めの受診をおすすめします。 捻挫を何度も繰り返しています。どうすればいいですか? くり返す捻挫は、靭帯が治りきっていないか、足の筋肉が弱くなっていることが原因です。当院では、リハビリテーションにより足首周囲の筋力と安定性を回復させ、捻挫の予防に力を入れています。 足関節捻挫は自然に治りますか? 軽い捻挫なら自然に治ることもありますが、靭帯損傷の程度によっては、適切な治療とリハビリが必要です。診察を受けて、損傷の程度を把握することが大切です。 X線で異常がないと言われましたが、まだ痛みがあります。 X線は骨の問題を見つけるのに有用ですが、靭帯や腱、軟骨などの軟部組織の損傷は映りません。痛みが続く場合は、超音波検査やMRI検査で詳しく調べることをおすすめします。 アキレス腱が痛いです。ランニングは続けても大丈夫ですか? アキレス腱痛は、適切な治療を受けずに運動を続けると、腱炎から腱断裂に進行する可能性があります。痛みがある場合は、運動を一旦中止し、医師の診察を受けてください。 変形性足関節症と言われました。治療方法は何がありますか? 保存療法(リハビリ、インソール、薬物療法)で多くの場合が改善します。進行が進んでいる場合は、手術(関節固定や人工関節置換)も選択肢になります。個別の状況に応じて、最適な治療方法をご提案します。 関連する記事 足関節捻挫について ※ […]

  • 整形外科の膝の病気・けが

    総論(膝) 整形外科の膝の病気・けが 膝の痛みや不安定感 ― 主な疾患と治療法の概要 膝は体の中でも特に負荷がかかる関節で、日常生活での歩行、階段の上り下り、スポーツなどで繰り返し使用されます。 膝の痛みや不安定感は、加齢による変性、スポーツでの外傷、繰り返しの動作による使いすぎなど、さまざまな原因で生じます。早期に正しい診断を受けることで、痛みの進行を防ぎ、生活の質を維持することが可能です。 こんな症状はありませんか? 膝が痛い、特に歩行時や階段での痛みがある 膝が腫れて、熱を持っている 膝がカクカク鳴る、引っかかる感じがする 膝に力が入らない、不安定感がある 膝の曲げ伸ばしが制限されている スポーツ後に膝が痛むようになった 主な膝の疾患と概要 膝の疾患は大きく「変性疾患」「外傷性疾患」「炎症性疾患」「スポーツ障害」に分類されます。以下に代表的な疾患をご紹介します。 疾患名 特徴・概要 変形性膝関節症 加齢や過度の負荷により関節軟骨が擦り減る。痛みと可動域制限が進行する 半月板損傷 膝の回旋や急な方向転換で損傷。引っかかり感やロッキングが起こる 前十字靭帯損傷 ジャンプ着地や急な方向転換で発症。膝の前方への不安定感が強い 後十字靭帯損傷 膝への直接的な衝撃で発症。前十字靭帯損傷ほどの不安定感は少ない 内側側副靭帯損傷 膝が外側に無理に曲がる力で損傷。膝内側の痛みと圧痛がみられる 膝蓋骨脱臼 特に若年女性に多い。膝蓋骨が外側に逸脱し、強い痛みが生じる オスグッド・シュラッター病 成長期の若い運動選手に多い。脛骨粗面の炎症によりジャンプや走行で痛む ジャンパー膝 膝蓋腱の炎症。バスケットやバレーボールなど跳躍運動で痛みが強くなる 鵞足炎 膝内側の筋肉の付着部の炎症。膝内側の痛みが特徴 腸脛靭帯炎 ランニングによる外側膝痛。膝の外側が特に痛む Baker嚢腫 膝裏の液体貯留。変形性膝関節症や半月板損傷に合併することが多い こんな場合は医師の診察をお受けください 膝の痛みが2週間以上続いている 膝が腫れて、熱を持っている 膝がカクカク鳴る、ロッキング(動かなくなる)する 膝に力が入らない、不安定感がある 安静にしていても痛みが改善しない スポーツ中に膝をひねって以来、痛みや不安定感がある 階段の上り下りで膝が痛むようになった 当院の膝の診療 ― 検査と治療法 当院では、正確な診断に基づいた、一人ひとりに適した治療を提供しています。 充実した検査設備 膝の疾患を正確に診断するために、複数の検査方法を組み合わせて評価します。 検査方法 特徴・わかること X線検査(レントゲン) 骨の変形や関節のすり減りを確認。変形性膝関節症の診断に有用 超音波検査(エコー) リアルタイムで軟部組織や炎症を観察。靭帯損傷や滑液包炎の診断に優れている MRI検査 半月板や靭帯の損傷、軟骨の状態を詳しく評価。内部の構造を立体的に把握できる 保存的治療 ヒアルロン酸注射 ― 関節内に注入し、軟骨の保護と潤滑性を改善。変形性膝関節症の痛み緩和に効果的 体外衝撃波療法 ― 音波を利用した非侵襲的治療。慢性的な痛みや炎症の改善が期待できる リハビリテーション ― 筋力強化とストレッチ。膝周囲の筋肉を鍛えることで、膝の安定性と可動性を向上させる 薬物療法 ― 消炎鎮痛薬や湿布による痛みと炎症の管理 装具・サポーター ― 膝の負荷を軽減し、安定性を高める 当院の超音波検査(エコー)を活用した診療 当院では最新の超音波診断装置を導入しており、膝の疾患が疑われる場合には、関節の状態をリアルタイムで確認しながら診察を行います。痛みの原因を「見える化」することで、より正確な診断と適切な治療につなげています。 膝の健康を守るために ― 日常生活での工夫 体重管理 ― 膝への負荷を減らすため、適正体重の維持が重要です 筋力強化 ― 特に太もも(大腿四頭筋)の筋力強化で膝の安定性が高まります ストレッチ ― 膝周囲の筋肉と靭帯を柔軟に保つことが予防につながります 適度な運動 ― ウォーキングなど無理のない範囲での運動が効果的です 正しい姿勢 ― 歩き方や立ち方に注意し、膝への不正な力を避けましょう 冷やさない ― 冷えは血流を悪くするため、膝を温かく保つ工夫が大切です 無理は禁物 ― 痛みを感じたら、早めに安静にして医師に相談してください 膝の痛みや違和感がある方は、お早めにご相談ください 膝の症状は放置すると悪化することがあります。早期に正確な診断を受け、適切な治療を開始することで、快適な生活を取り戻すことができます。当院では、最新の検査機器と豊富な治療選択肢で、あなたの膝の健康をサポートします。 よくある質問 膝の痛みは自然に治りますか? 軽い痛みであれば、安静と冷却で改善することもあります。しかし、2週間以上続く痛みや腫れがある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。放置すると症状が悪化する可能性があります。 膝が不安定に感じるのですが、これは靭帯損傷ですか? […]

  • 整形外科の肩の病気・けが

    総論(肩) 肩の病気・けがについて 肩は複雑に動く関節 ― 痛みの原因は様々 肩は私たちの腕を自由に動かすためにとても大切な関節です。しかし同時に、複雑で繊細な構造をしているため、様々な病気やけがのリスクがあります。 肩の痛みやこわばりは、日常生活に大きな影響を与えます。物を持ち上げたり、高いところに手を伸ばしたり、後ろに手を回したりといった動作が難しくなると、仕事や家事、趣味の活動にも支障が出やすいのです。 原因を正確に診断し、適切な治療を受けることが、早期改善と再発防止につながります。 こんな症状はありませんか? 肩が痛くて腕が上げられない 肩や腕に夜間痛(夜中に痛みで目が覚める)がある 肩がこわばって動きが悪い、可動域が制限されている 肩が脱臼した、またはなんか外れた感覚がある 肩の痛みが数週間以上続いている 腕が重い、だるいという症状がある 肩の構造と特徴 肩関節は「上腕骨」「肩甲骨」「鎖骨」から成り立っており、複数の筋肉、腱、靭帯によって支えられています。腕を様々な方向に動かすことができる利点がある一方で、構造が複雑なため、いろいろな部位が痛みやすいのが特徴です。 肩を安定させるための筋肉を「腱板」(けんばん)と呼びます。腱板は棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉からなっており、肩の深い部分で関節を支えています。この腱板の損傷が、肩の痛みの原因になることが多いです。 主な肩の病気・けが一覧 整形外科で扱う肩の疾患には、様々なものがあります。以下は、よく見られる主な疾患です。 疾患名 主な症状・特徴 肩関節周囲炎(五十肩) 肩関節の炎症により、痛みと可動域制限(肩が上がらない、後ろに回らないなど)が生じます。40〜60代に多く、加齢に伴うことが多いですが、適切なリハビリで改善します。 肩関節拘縮(凍結肩) 肩の手術後や長期固定、または五十肩が進行することで、肩が硬くなり可動域が制限される状態です。可動域の改善を目指してリハビリを行います。 腱板損傷・腱板断裂 肩を支える腱板という筋肉の腱が傷つく(損傷)、または切れる(断裂)状態です。挙上困難、夜間痛、力が入らないなどの症状があります。加齢や外傷が原因となります。 肩関節不安定症・脱臼 肩関節が不安定になり、脱臼を繰り返す状態です。若年者に多く、スポーツの外傷がきっかけになることが多いです。バンカート損傷などの靭帯損傷を伴うことがあります。 石灰沈着性腱板炎 腱板に石灰が沈着することで、急性の激痛と炎症が生じます。突然の激しい肩痛が特徴です。多くの場合、自然に石灰が吸収されて改善します。 変形性肩関節症 肩関節の軟骨が摩耗することで、痛みと可動域制限が生じます。加齢に伴って進行することが多く、進行すれば人工肩関節置換術が適応されることもあります。 肩鎖関節脱臼 肩への直接外傷(転倒など)により、鎖骨が上方へずれる状態です。重症度により保存療法または手術による治療を選択します。 関節唇損傷 肩関節の関節唇(軟骨の輪郭を形作る組織)が傷つく状態です。スポーツによる外傷後に生じることが多く、肩の不安定感や引っかかり感を伴います。 上腕二頭筋長頭腱炎・断裂 肩の前部の痛みが生じます。腱板病変に合併することが多いです。断裂すると「ポパイサイン」と呼ばれる力こぶの変形が見られます。 胸郭出口症候群 肩から手にかけてのしびれやだるさを訴えます。神経や血管が圧迫されることが原因で、運動療法が中心となります。 医師の診察が必要な場合 以下のような症状がある場合は、できるだけ早めに医師の診察を受けることをおすすめします。 肩の痛みが2週間以上続いている 夜中に痛みで目が覚めることがある 腕が上げられない、または動かすと強い痛みがある 最近の外傷(転倒や衝突)直後から痛みが出た 肩が脱臼した、または脱臼したような感覚がある 肩の痛みで日常生活に支障が出ている 手や腕がしびれている 腕の力が入らない、または弱くなった 当院の肩の診療 岸谷整形外科クリニックでは、最新の診断機器と多角的な治療法により、肩の疾患に対応しています。 検査・診断 肩の疾患を正確に診断するため、複数の検査を組み合わせています。 検査方法 わかること X線検査(レントゲン) 骨の構造、変形、脱臼の有無などを確認します。 超音波検査(エコー) 腱板の損傷、炎症、石灰の沈着などを、リアルタイムで動的に評価できます。被曝がなく、繰り返しの検査が可能です。 MRI検査 腱板の細かな損傷、関節唇の損傷、骨髄の変化など、軟部組織をより詳しく評価できます。 治療方法 診断結果に基づいて、保存療法から手術まで、幅広い治療オプションを提供しています。 超音波検査ガイド下注射 ― 正確に薬剤を病変部に注入し、炎症と痛みを軽減します ハイドロリリース ― 局所麻酔薬とステロイドを注入して、神経周囲の癒着を解放します 体外衝撃波治療 ― 特殊な衝撃波を当てて、血流を改善し治癒を促進します 関節内注射 ― ステロイドやヒアルロン酸を関節内に注入して、炎症と痛みを軽減します サイレント・マニピュレーション ― 全身麻酔下で肩を動かして、凍結肩の可動域を改善させる手術です リハビリテーション ― 理学療法士による運動療法で、可動域の改善と筋力強化を行います ※ 当院では患者さんの症状と検査結果に基づいて、最適な治療法を提案します。手術が必要な場合は、信頼できる医療機関をご紹介いたします。 日常生活で気をつけること 肩の痛みを予防し、改善を促進するため、日常生活で心がけたいことをご紹介します。 正しい姿勢を心がける ― 猫背やスマートフォン首は肩に負担をかけます 荷物の持ち方に工夫する ― 片肩ではなく、できるだけ両肩で持つようにしましょう 急激な運動を避ける ― 特に肩を酷使するスポーツは、準備運動と段階的な増加が大切です 患部を冷やす・温める ― 急性期は冷却、慢性期は温熱療法が効果的です ストレッチと筋トレ ― 肩の柔軟性と安定性を保つ運動習慣が重要です 充分な睡眠と栄養 ― 組織の修復と炎症の改善に必要です 肩の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください 肩の痛みやこわばりは、適切な診断と治療で多くの場合改善します。症状が続いている方、原因がわからない方は、まずお気軽にご来院ください。当院では患者さんの状態に応じて、最適な治療プランをご提案させていただきます。 よくある質問 肩の痛みはどのくらいで治りますか? […]

  • 整形外科の肘の病気・けが

    総論(肘) 整形外科の肘の病気・けが 肘の痛みやしびれの原因を知り、適切な治療に向けて 肘は日常生活で頻繁に動かす関節です。テニスやゴルフなどのスポーツから日常的な動作まで、肘には様々な負荷がかかります。 肘の痛みやしびれは、その原因によって治療方法が大きく異なります。このページでは、整形外科で よく見られる主な肘の疾患と、当院での診療についてご説明します。 こんな症状がありませんか? 肘の外側が痛む(特に握ったときに) 肘の内側が痛む(投球動作で痛みが増す) 小指と薬指がしびれている 肘が腫れており、熱を持っている 肘を伸ばしたり曲げたりするのが制限されている 肘の痛みで力が入らない 肘周辺に違和感がある 主な肘の疾患と特徴 以下は、整形外科でよく見られる主な肘の疾患の一覧と概要です。 疾患名 概要 テニス肘(上腕骨外側上顆炎) 手関節背屈筋群の過度な使用による外側上顆部の痛み。中年女性に多く、握力低下や手の使用で痛みが増加します。 ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎) 手関節屈筋群の過度な使用による内側上顆部の痛み。野球やゴルフなど繰り返しの動作が原因となります。 肘部管症候群 尺骨神経の圧迫による障害。小指と薬指のしびれ、筋萎縮、握力低下が見られます。肘の屈曲や外反変形がリスク因子です。 変形性肘関節症 加齢や外傷後に起こる肘関節の軟骨の変性。可動域制限、運動時痛、ロッキングなどが出現します。 肘離断性骨軟骨炎(OCD) 成長期の野球少年に多い疾患。投球や過度の使用で上腕骨小頭の骨軟骨が壊死・剥離します。 肘頭骨折 転倒や直接外力で発生。三頭筋の牽引力により転位しやすく、手術が必要な場合が多いです。 上腕骨顆上骨折 小児に多い外傷。神経・血管損傷のリスクがあり、整復と固定が必要です。 肘内障(小児) 幼児の肘の亜脱臼。急な手引きで輪状靭帯から橈骨頭が部分的に逸脱します。整復で治癒します。 肘滑液包炎 肘頭部の腫脹と圧痛。長時間の圧迫や外傷が原因です。感染性の場合は抗菌薬や穿刺が必要です。 関節リウマチによる肘関節障害 滑膜炎により肘関節の腫脹、疼痛、可動域制限が起こります。進行すると変形性関節症を伴います。 検査・診断 当院では複数の検査を組み合わせて、肘の症状の原因を正確に診断しています。 検査 わかること 超音波検査(エコー) 関節の腫脹、炎症、腱や靭帯の損傷をリアルタイムで確認。痛みの原因を「見える化」できます。 X線検査(レントゲン) 骨折、関節の変形、骨の変化などを確認。骨病変の評価に有効です。 MRI検査 関節周囲の軟部組織(筋肉、靭帯、腱、軟骨)の詳細な状態を評価。複雑な損傷を診断します。 当院での肘の診療 当院では、最新の医療技術を駆使した正確な診断と、患者様の症状に応じた多様な治療オプションを提供しています。 超音波検査(エコー) 最新の超音波診断装置を導入しており、肘周囲の腱、靭帯、筋肉、滑液包などの状態をリアルタイムで確認できます。痛みの原因を正確に特定することで、より効果的な治療につなげています。 X線検査 骨折や関節の変形、骨棘などの骨病変を詳しく評価します。特に外傷後の診断や変形性肘関節症の進行度評価に役立ちます。 MRI検査 関節周囲の軟部組織を詳細に評価できるため、複雑な損傷パターンや靭帯損傷、軟骨病変の診断に有効です。 体外衝撃波 テニス肘やゴルフ肘などの慢性的な痛みに対して、体外衝撃波による治療を行います。この治療は血流を改善し、組織の修復を促進します。 ハイドロリリース 超音波ガイド下で局所麻酔薬を注入し、圧迫された神経や組織を解放する治療法です。肘部管症候群などの神経圧迫性疾患に効果的です。 リハビリテーション 物理療法と運動療法を組み合わせた包括的なリハビリプログラムを提供します。患者様の症状と機能回復目標に応じて、専門家により個別にプログラムが設計されます。 こんな時は当院へご相談ください 肘の痛みが2週間以上続いている 肘が腫れており、痛みが強い 肘の動きが制限されている しびれ感が肘から指先まで続いている スポーツでの肘の痛みが治らない 肘の外傷を受けた 肘の症状が日常生活に支障をきたしている 他の医療機関での治療が改善しない 肘の痛みやしびれでお困りの方へ 肘の症状は、その原因や重症度によって治療方法が大きく異なります。正確な診断を受けることが、速やかな回復への第一歩です。肘に違和感を感じたら、お気軽にご相談ください。最新の検査機器と経験豊富なスタッフが皆様をサポートします。 よくある質問 テニス肘とゴルフ肘の違いは何ですか? テニス肘は肘の外側、ゴルフ肘は肘の内側が痛みます。原因となる筋肉群も異なりますが、どちらも反復的な動作による過負荷が原因です。 肘のしびれはどの疾患が考えられますか? 小指と薬指のしびれは肘部管症候群の可能性が高いです。これは尺骨神経が圧迫されている状態です。正確な診断には検査が必要ですので、受診されることをおすすめします。 肘の腫脹はいつ受診すべきですか? 腫脹が強い場合、特に熱を持っている場合は、できるだけ早く受診してください。骨折や感染性の疾患の可能性もあるため、早期の診断と治療が大切です。 スポーツでの肘痛を予防することはできますか? はい。適切なウォームアップ、クーリング、フォームの改善、過度な負荷の回避が予防に役立ちます。当院ではスポーツ整形外科の観点からアドバイスも提供しています。 子どもの肘痛は大人と治療方法が異なりますか? はい、成長期の骨は大人と異なるため、治療方法が異なることがあります。成長軟骨への配慮が必要な場合もあります。お子様の肘痛については、早めに専門家にご相談ください。 保存的治療で治らない場合はどうなりますか? 多くの肘の疾患は保存的治療で改善しますが、改善しない場合は手術的治療を検討することもあります。その場合も当院で対応可能な場合は対応し、必要に応じて専門病院へのご紹介も行います。 関連する記事 野球肘について 肘内障について ※ この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を行うものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。 最終更新日:2026年3月

  • 整形外科の主な手の病気・けが

    総論(手) 整形外科の主な手の病気・けが 指の痛みやしびれから骨折まで ― 手外科の幅広い疾患を知る 手は日常生活やお仕事で最も酷使される部位です。ボールが当たっての突き指、ドアに挟んでの外傷、繰り返し動作による腱の炎症、そして手指のしびれまで、さまざまな病気やけがの対象となります。 当院では、手外科疾患の診断と治療を専門的に行っています。症状の原因を正確に把握し、最適な治療法をご提案いたします。 こんな症状はありませんか? 指を曲げるときに「ひっかかる」感覚がある(ばね指) 手首の付け根が痛い、特に親指を動かすと痛む 手指がしびれている、力が入りにくい 指の付け根や手のひらにしこりや腫れがある 突き指や転倒後から指が腫れて曲がらない 手首や指の関節が痛い、朝間が硬い 手外科で扱う主な疾患 整形外科領域で扱う手外科疾患は、大きく以下のように分類できます。外傷性疾患から変性疾患、神経圧迫障害、腫瘍性疾患まで多岐にわたります。 外傷性疾患 手の骨や関節のけがは、放置すると関節の変形や機能障害につながります。早期の正確な診断と治療が重要です。 橈骨遠位端骨折 ― 転倒時に手をついて起きやすく、高齢者に多い骨折です 舟状骨骨折 ― 手首の痛みが続き、放置すると偽関節になりやすいため早期治療が大切です マレット指(槌指) ボクサー骨折 ― 第5中手骨の骨折で、パンチ動作などで発生します スキーヤー親指 ― 母指MP関節の側副靱帯損傷で、スキーやボール受傷で起きやすい 腱鞘炎・腱障害 繰り返し動作や使い過ぎによって腱と腱鞘に炎症が起こります。適切な治療で症状の改善が期待できます。 ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎) ― 親指の付け根が痛く、手首を動かすと痛みが増します ばね指(弾発指) ― 指を曲げるとひっかかり、パチンとはじける感覚があります。MP関節に好発します デュピュイトラン拘縮 ― 手掌腱膜が肥厚・拘縮して、指が屈曲位に固定される状態です 絞扼性神経障害 神経が圧迫されることで、手指のしびれや痛み、運動障害が生じます。早期の対処が症状改善のカギです。 手根管症候群 ― 正中神経が圧迫され、母指から環指の痛みやしびれが起こります 肘部管症候群 ― 尺骨神経障害で、小指や環指のしびれ、鷲手変形が見られます 橈骨神経麻痺(下垂手) ― 橈骨神経圧迫による伸展障害で、手首や指が下垂します 関節疾患・変性疾患 加齢に伴う関節の変性や、関節不安定性による痛みが起こります。 母指CM関節症(母指基部関節症) ― 中年女性に多く、親指の付け根の関節不安定と疼痛が特徴です ヘバーデン結節 ― DIP関節の変形性関節症で、指先の関節に結節が形成されます ブシャール結節 ― PIP関節の変形性関節症です 腫瘍・嚢腫 ガングリオン ― 手関節背側に多く見られるゼリー状の腫瘤です グロームス腫瘍 ― 爪の下に多く、激しい圧痛と寒冷痛が特徴です 当院での診断方法 当院では、以下の検査を組み合わせて、手外科疾患の正確な診断を行います。 検査方法 特徴 X線検査 骨折や関節の変形、骨棘などを確認。手外科診断の基本です 超音波検査(エコー) 腱の損傷、腱鞘炎の炎症、神経圧迫の状態をリアルタイムで観察できます。痛みの原因を「見える化」することで、より正確な診断が可能です MRI検査 靱帯損傷、腱断裂、脊髄の圧迫状態など、軟部組織の詳細な状態を評価します 当院での治療方法 手外科疾患の治療は、症状や疾患の種類に応じて適切な方法を選択します。 保存的治療 固定・装具療法 ― 患部を安定させ、治癒を促進します。テーピングやサポーター、ギプスなどを使用します リハビリテーション ― 医師の指示のもと、段階的に機能を回復させていきます 薬物療法 ― 痛みと炎症を抑える内服薬や外用薬を使用します ステロイド注射 ― 腱鞘炎やばね指に対して、局所注射を行うことで症状改善が期待できます ハイドロリリース ― 超音波ガイド下で、圧迫された神経周囲に生理食塩水を注入して圧迫を解放する低侵襲治療です 手術療法 保存的治療で改善しない場合や、神経・血管・腱の損傷がある場合は、手術による治療を検討します。当院では専門医による確実で丁寧な手術を行います。 手のお悩みは、まずご相談ください 指の痛み、しびれ、腫れ、違和感など、手に関する症状でお困りでしたら、お早めにご相談ください。正確な診断と適切な治療で、日常生活や仕事への復帰をサポートいたします。 よくある質問 突き指をしたときの対処法を教えてください まず患部を冷やして炎症を抑えることが大切です。その後、病院で診察を受けて、X線検査で骨折がないか確認することをおすすめします。見た目は大したことなくても、関節の損傷や骨折が隠れていることがあります。 ばね指は手術が必要ですか? 多くの場合、固定療法やステロイド注射などの保存的治療で改善します。ただし、症状が強い場合や、保存療法で効果がない場合は手術を検討します。放置すると悪化することがあるため、早めのご相談をおすすめします。 手指のしびれが続いているのですが、原因は何ですか? 手指のしびれの原因は多様です。手根管症候群などの神経圧迫、椎間板ヘルニア、血流障害など、詳しい検査が必要です。超音波検査やMRI検査を行って、原因を特定します。 […]

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