院長ブログ

院長ブログ Vol.14/スポーツの秋



KISHIYA ORTHOPEDIC CLINIC BLOG — Vol.14

スポーツの秋、
「久しぶりの全力」にご用心

運動会のリレー、秋のマラソン大会。体は気持ちより少し遅れてついてきます。

こんにちは。岸谷です。青森も朝晩がすっかり涼しくなり、体を動かすのが気持ちいい季節になりました。この時期、外来で少し増えるのが「運動会で走ったら、太ももの裏がブチッと」「久しぶりにジョギングを始めたら、ふくらはぎやかかとが痛い」という大人の方のけがです。

スポーツの秋

気持ちは20代、筋肉は今の年齢

頭の中にある「走れる自分」は、たいてい学生時代のままです。ところが筋肉や腱は、使わない期間が長いほど、伸びる力と縮む速さがゆっくり落ちていきます。そこへ全力ダッシュの号令がかかると、瞬発力を出す太ももの裏(ハムストリング)やふくらはぎが追いつけず、肉離れやアキレス腱のトラブルが起きやすくなります。転ぶのは体力が足りないからではなく、「足が思ったより前に出ない」からなのです。

当日より、前の週から始める

いちばんの予防は、本番の1〜2週間前から、体に「そろそろ走るよ」と予告しておくことです。散歩の途中に軽い小走りを数回はさむだけでも、筋肉の反応はずいぶん変わります。当日は、走る前に足首回しやその場での軽いジャンプなど、体を温めながら動かす準備を。そして、走り終えたあとに「ピリッ」とした痛みが残ったら、無理をせず冷やして、様子を見てください。

□ 本番の1〜2週間前から、軽い小走りを取り入れる
□ 走る前は、止まった伸ばしより「動かしながら」温める
□ 走ったあとの鋭い痛み・腫れ・つま先立ちができない時は受診を

秋は、体を動かす楽しさを思い出す絶好の季節です。「久しぶりの全力」の前に、ほんの少しだけ助走をつけてあげてください。気になる痛みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

岸谷整形外科クリニック

院長 岸谷正樹

次回更新:2026年9月28日(月)






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